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BB戦士目録&SD戦国伝各話解説

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発売月は出版物などの資料を元に記述していますが、地域や店舗などによって発売日が異なっていた場合もあります。

No.109 110 111 112 113 114 115 116 118 119 120 122

新SD戦国伝 伝説の大将軍編

「新SD戦国伝」第2シリーズ。
BB戦士の他にガシャポン等で展開した。
コミカライズとして『SD武者ガンダム風雲録』(デラックスボンボンで連載)があるが、こちらは今作で完結となった。
本作をメインに扱ったスーパーファミコンソフト『新SD戦国伝 大将軍列伝』も1995年に発売。

地上最強編の続編に当たり、主人公も前作の一人が続投となったが、舞台は天宮に絞られ、
武者七人衆編〜天下統一編で舞台となっていた地域も登場し、またタイトルどおり「大将軍」が復活するなど、
旧SD戦国伝三部作から繋がる要素は前作よりも多く、それらは次回作以降にも受け継がれていった。

バンダイのBB戦士開発担当者が交代した作品でもあり、その影響か可動を重視したキットが多くなる。
全てのキットに「パワーバランス」の数値グラフを記したゲーム的要素も特徴。

109

烈光頑駄無(レッコウガンダム)

1993.2

軽装タイプに鎧を装着できる烈光頑駄無(闘覇の鎧装着)のキット。

可動を重視する伝説の大将軍編の第一弾として、手足関節の可動範囲が広がった。
白部分の成型色は大光帝でも採用された色がこれ以降も使われるようになった(この色は比較的経年に強いなどの特徴もあった)。
兜の差し込み棒はムシャガンダムと同形状のものが本格的に廃され、単純な棒状がこれ以降殆どとなる。

初期出荷分にはCDカードという丸型カードが付属していたとされる。
(イラストの他にバーコードが印刷されており、バンダイから発売されていたスーパーバーコードウォーズで遊ぶ事ができた)

連動キット・110 126 133 151 161

コミックワールド[103]

地上最強の戦いから一年。弓銃壱は轟天頑駄無より三烈神の鎧の一つを授かり、烈光頑駄無となった。

これまでは1面のみを使っていたコミックワールドが本作では2面を使い見開きになった。
(2ページ構成になった訳ではなくコマ数などは同じで、単純に言うとこれまでのコミックを倍の縮尺に引き伸ばしたような状態)。

ストーリー的にも天宮を巡る状況がこの一年で変化している事が分かる。
地上最強の戦いの時期を境に、三国には新たな指導者が誕生した。
影舞乱夢には白龍、赤流火穏には阿修羅、そして天宮においてはこの時点では、轟天である。
考えてみれば赤流火穏は地上最強の戦いでも国民に大きなダメージはなし、影舞乱夢も白龍が政治体制を整えるまでに多少時間がかかったかもしれないがそれほど問題はなかっただろう。
しかし天宮は地上最強編終了時点で各地の都市が大蛇飛駆塞虫により壊滅したまま、
しかも国をまとめる大将軍すら不在という状態にあり、この1年間で最も苦労したのが天宮の人々であった事は察せられる。
それだけに、結晶鳳凰から託宣を受けて天宮復興の中心人物となった轟天は事実上大将軍と同等の働きを行っていたと言ってもよく、
その彼が大将軍の称号を授かっていないのは確かに不公平感も感じないではない。

110

轟天頑駄無(ゴウテンガンダム)

1993.3

軽装タイプに兜などを装着し、さらに「三烈神の鎧」の台座形態を両肩と背部に装着できる轟天頑駄無のキット。
三烈神の鎧の烈光の鎧は、烈光頑駄無に装着できる。

新世大将軍並みの大きさで、手首可動のほかに単純ながらヒジ可動も備えている。
メッキ、クリアー、蓄光パーツ、プリズム、クリアーシールなど特殊パーツも充実し、目のシールの選択仕様が久しぶりに復活した。
烈光の鎧を装着した烈光頑駄無は、初の本格的な左右非対称デザインとなる
(これまでも武者風雷主などの左右非対称はあったが。ここまで全身左右非対称なのは烈光が初といってよいだろう)。

こちらも初期出荷分にはCDカードが付属していたらしい。映画「SDガンダムまつり」の割引券も入る予定だったが、都合により中止したとの事。

連動キット・109 111 112 126 151 LEGENDBB烈光頑駄無

コミックワールド[104]

黒雲より現れた、魔殺駆率いる新生闇軍団。輝く鳥が予言した事態が現実のものとなった。

新生闇軍団の出現により、天宮はまたしても脅威にさらされた。
闇軍団の時と決定的に違うのは、戦国時代ではないため闇皇帝のように地上の勢力を対立に利用する事が出来ず、
死霊などを用いて編成した自前の軍団で真っ向から天宮に勝負を挑んでいる点であろう。
(想像の域を出ないが、大蛇飛駆塞虫はこの時の為の橋頭堡を築く先兵のような意味合いもあったのかもしれない。)

また、破悪民我夢と同時に金刃雷都にも新生闇軍団が出没し、新生闇軍団は天宮の複数の地域で同時に活動開始した事になる。
よって、これを予測していなかった烈光たちとしては悪無覇域夢山を目指しながら各地域の新生闇軍団を一つ一つ潰していくという、
自分たちにとって有利とは言えない方策を取るしかなくなった。

111

烈破頑駄無(レッパガンダム)

1993.4

軽装タイプに鎧を装着できる烈破頑駄無(忍武の鎧装着)のキット。
また、轟天頑駄無に付属の烈破の鎧を装着できる。

腰が横回転する可動が特徴(回りそうで回りにくい将頑駄無などを除外すれば、武者では初)。
頭部はカブトの他に忍仮面も着脱する事ができるため形態のバリエーションが多く、
武器も組み合わせで色々な形態を作る事ができる。

連動キット・110 159

コミックワールド[105]

土蜘蛛地獄で迫る幻妖に、烈破頑駄無の怒りが爆発した!

ストーリー構成に余裕があるのか、烈破の活躍を1話かけて描いた回。
新生闇軍団は「忍軍』の名が示すとおり、忍術、また妖術に長けた者が多い。
そのため、忍者であり忍術に詳しい烈破、百式、ざくれろを烈光たちに同行させたのは正解であった。
(もっとも、結果的にはざくれろは特にいなくても良かったかもしれないが・・・)

最後に登場の翔妃も、わずか1コマで見事にキャラが立っている。

112

烈空頑駄無(レックウガンダム)

1993.5

軽装タイプに鎧を装着できる烈空頑駄無(剣聖の鎧装着)のキット。
轟天頑駄無に付属の烈空の鎧を装着する事もできる。

頭部はちょんまげをつけたまま兜を着脱できるよう、兜はやや特殊な形状をしている。
肩に追加された可動軸と、一般的な武者の倍近い長さの刀が特徴。

連動キット・110 152

コミックワールド[106]

翔妃と紅陽炎軍団の空中殺法に、烈空頑駄無が対抗した!

烈空は「烈空の鎧なら空を飛べるかも知れん」と言っており、今まで空を飛んで戦った事はなかったようである。
そんな状況で突然翼を手にしても、いきなりうまく飛んで戦えるかというとかなり無茶な話である。
しかし天才と言うべきか、見事にその場で飛行剣術をものにし、のちの大将軍家の公儀剣術への貢献にも繋がった。

新生闇軍団の真の支配者、闇帝王の存在も示唆され、新生闇軍団も本気の様相を見せてきている。
のんびり温泉に入ってる場合ではないのだが・・・。

113

風車(カザグルマ)百式(ヒャクシキ)とうっかりざくれろ

1993.6

風車の百式とうっかりざくれろ、および風雷の神器のセット。
風雷の神器は分解して武者激闘頑駄無と武者全武装頑駄無を雷刃頑駄無と風刃頑駄無にできる強化パーツとなる。
通常商品のほかに「武者バトル最強チーム」セットとしてメッキ増加版が存在する。

黒魔神闇皇帝以来久々の頑駄無以外のキット。
百式やざくれろとは何の関係もない風雷の神器も付属しているが、メッキパーツなどの使用量は百式よりも多い。
ちなみに激闘や全武装として既に完成させているキットを使って雷刃と風刃を作ると激闘や全武装に戻す事は基本的にできなくなるので、
厳密にはこれ用に新しくキットを用意したほうがよい。

商品名は「農丸頑駄無 天地大河スペシャル」と並びSD戦国伝通常商品で最長(読みの字数としては単独首位)。


連動キット・ 102 103

コミックワールド[107]

烈光達は行方不明になったという村人を捜すため二手に分かれた。しかし、それは罠だった!

魔殺駆の「侮るな」の言葉通り、忍軍の軍団長自らが出陣してきた。しかも罠により戦力を分散させるなど、確実を期している。
風刃や阿修羅王たちが駆けつけなければかなり分からなかったと思われるが結局失敗し、
しかも辺りを焼き払ったことで烈光たちが昇竜の矢を見つけるきっかけまで与えてしまった。

前回のラストで四軍団長たちが一堂に会していた場所が、仮に魔殺駆のいる破悪民我夢だったとすると、
烈光たちが魔流連山から舞鳥峠に移動するまでの時間で破悪民我夢−舞鳥峠間を移動できた漸羅たちの移動技術が気になる。
やっぱり温泉に入ってる間に追い抜かれたのか?

114

飛天頑駄無超将軍(ヒテンガンダムチョウショウグン)

1993.7

軽装タイプに鎧を装着した飛天頑駄無と魂駆羅星を合体させて飛天頑駄無超将軍にできるキット。
通常商品のほかにコミックボンボン誌上限定で超白鋼版、「武者多威無掘駆主・弐」セットとしてエクストラフィニッシュ版などが存在する。

千生と同様、伝説の大将軍編からは離れた独自路線のキット。
『ガンダム野郎』には終盤に登場した。
メッキパーツはないが魂駆羅星との合体や鎧のボーガンへの変形などギミックが充実している。
モチーフがクラスターガンダムであると説明書で明言されているのも珍しい。

連動キット・ 122 135 169

コミックワールド[108]

天候に恵まれた空の下、飛天、千生と鬼将軍との合戦が盛大に行われた!

こちらも千生と同様のギャグ短編。
千生も登場しているほか、映画『天下泰平編』のオリジナルキャラ、鬼将軍が登場している。

ちなみにこの少し前に発売された「コミックワールドウルトラスペシャル」の書き下ろしマンガにガベ子が出ており、
「映画は見てくれたかな?」との一文がある。
よって映画のビデオソフトの販促も兼ねた今回は別アプローチで鬼将軍といった所だろうか。
天下泰平編では鬼将軍は結晶鳳凰が化けたものだったが、今回は不明。時代的には天下泰平編よりは後と思われる。

115

頑駄無白龍大帝(ガンダムハクリュウタイテイ)

1993.7

軽装タイプに龍輝宝の一部分を装着して頑駄無白龍大帝にできるキット。
龍輝宝の残りの部分は青龍頑駄無と赤龍頑駄無に装着して蒼龍頑駄無と紅龍頑駄無にできる。

頭部と両肩に龍頭が付くことで、白龍よりも更に派手なデザインとなった。烈空と同様に腕の可動部が増えている。
鎧を神器形態に組めるのは武神頑駄無と同じだが、兜がない事もあって余剰パーツが発生しなくなっている。
蒼龍と紅龍も(塗装して作る場合特に)青龍や赤龍の形態との可逆性はないので新しく買って来たほうがよい。

連動キット・ 98 99 157

コミックワールド[109]

千尋の谷で烈破と烈空が助けた男、それは空間のひずみより現れしGARMS空戦部隊中尉・ガンセイヴァーΖだった。

まさかのガンセイヴァーΖが登場。自身のコミックワールド以来の登場となるが
やはり画力が上がっており、最もカッコいいガンセイヴァーΖ。

ここでも烈破、烈空に対し妖魔、空魔両忍軍の軍団長が自ら手を下してきた。
しかし、こちらでも思わぬ増援が現れてしまう事になる。
風破が蒼龍に殴られる際の「ガ」という短い擬音が特徴的。今石氏はこういう効果音がお気に入りらしい。

116

頑駄無阿修羅王(ガンダムアシュラオウ)

1993.8

軽装タイプに鬼舞虎の像の一部分を装着して頑駄無阿修羅王にできるキット。
鬼舞虎の像の残りは仁王頑駄無と不知火頑駄無を飛鳥頑駄無と翔破頑駄無にできる換装パーツとなる。

面を被る頭部などのコンセプトは阿修羅のものを受け継いだが、基本カラーは赤に、目の色も緑に変わった。
炎をまとったようなシルエットが印象的。烈破と同様に腰が横回転する。
飛鳥と翔破は仁王、不知火の形態と可逆性があるが、仁王と不知火の宝玉シールと同デザインの普通のシールが付くので、
これらを宝玉シールに置き換えたいならこれ用に新たにキットを買ったほうがよい。

連動キット・ 105 106

コミックワールド[110]

仲間から後を託された烈光は、遂に悪無覇域夢山に辿り着いた。そこには孤高の剣士、頑駄無真駆参がいた。

四魔忍軍の軍団長も、この華紅羅が最後の一人になった。
ここで阿修羅王たちは烈光のみを悪無覇域夢山に向かわせ、残りの全員をその場の新生闇軍団の迎撃に当てるという作戦に出た。
悪無覇域夢山に辿り着くのは烈光一人だけでも充分だったからである。
全体的に、四軍団長の作戦をことごとく狂わせ、烈光たちを悪無覇域夢山に辿り着かせてしまった要因として、阿修羅王や白龍大帝ら他国からの援軍の存在も挙げられる。

真悪参が持ち去ったまま失踪したはずの「銀の楯」を真駆参が持っている事については、天下統一編で歴史に変化が生まれている点も考慮しなくてはならないが、
むしろ手放したければいつでも手放せたであろう銀の楯を今も放さず持っている事に理由があるとしたら、
「誰よりも強い力を手に入れる」という祖先が天宮で果たせなかった夢を子孫が引き摺っている片鱗であるとも考えられる。
祖先の汚名を気にしているかはともかく、力にすがり修行に明け暮れる姿は、先祖の性格をも受け継いでいる節がある。

117

機甲神エルガイヤー

118

武者頑星刃(ムシャガンセイバー)

1993.9

飛行形態に変形できる武者頑星刃のキット。
ガンセイヴァーΖの一部のパーツを新規パーツに差し替えた商品である。

ポリキャップのサイズなどスペック的にはあくまでも3年前のキットだが、烈光などと並べてみてもそれほど見劣りはしない。
スコープモードのギミックも健在だが、スプリングのコスト削減のためかバルカンB以外の発射ギミックは削除されている。
飛行形態はいわゆるジェットモードだが、マッハセイヴァーモードのようにしたい場合は多少改造が必要(バルカンセイヴァーは作れる)。

連動キット・119

コミックワールド[112]

鳳凰の岩から出現した結晶鳳凰により、真駆参は真駆参大将軍となった。しかし・・・

ついに結晶鳳凰が登場し、彼らの旅の目的が明らかになる。
しかし、精神的に未熟さのある真駆参にとって大将軍に選ばれる事の責任と重圧は思わずパニックを起こしてしまうほどのものだった。
彼の気丈な態度の裏に隠された繊細な一面が明らかになる、戦国伝屈指の胸を打つシーン。

大きな力であればあるほどそれだけを手に入れるべきではなく、他にも大切なものがある。
それは力だけを追い求めてきた真駆参がこの場で会得するにはあまりに難しい事を、本人が誰よりも痛感してしまうのだった。

119

頑駄無真駆参(ガンダムマークスリー)

1993.10

軽装タイプに2種類の鎧のどちらかを装着する事で頑駄無真駆参と武者頑駄無真悪参のどちらかにできるキット。
軽装タイプにはナイトガンダムか72番バーサルナイトガンダムの鎧を装着する事もできる。

これまでキャラクターとしては発表されていた武者頑駄無真悪参が、騎士ガンダムや子孫の真駆参と組み替え可能という形でキット化された。
烈光と同様に脚の可動範囲が広く、やはりいい時期にキット化されたと思う。
軽装タイプの顔や手足のデザインは騎士ガンダムとある程度似ているため、塗装と多少の改造で完全に騎士ガンダムやバーサル騎士として作る事も可能。
鎧スタンドと昇竜の矢も付属。


連動キット・43 72 118 210

コミックワールド[113]

真駆参大将軍の慟哭を、結晶鳳凰は聞いた。そして遂に闇帝王の出現した破悪民我夢に舞い降りた光は・・・

かつて力を手に入れるために仲間を裏切りながらも、力を得た先にあるものを知る事ができないまま天宮を去った真悪参。
その子孫である真駆参が結晶鳳凰より与えられた大将軍という称号はまさに祖先や自分自身が追い求めていた「力」そのものである。
しかし、力を手に入れるという事の真の意味を知った真駆参は、自らその力を手放した。
力だけを手に入れても意味はない事が解かったからだ。
この事は真悪参一族が抱えてきた因縁に、一つの決着を見ることが出来た瞬間でもあった。

そして舞台は移って天宮の総本山、轟天らが守る破悪民我夢に闇帝王が現れ、物語はいよいよ佳境を迎える。
大将軍が駆けつけるまで破悪民我夢が持ちこたえたというのも大殊勲であり、勝利のための大きな要素の一つである。

120

新世大将軍(シンセイダイショウグン)

1993.11

軽装タイプに鎧を装着し、さらに神馬凰形態や太陽砲発射形態にも変形できる新世大将軍のキット。
通常商品のほかに超白鋼スペシャリストキャンペーンの賞品としてフル銀メッキ版が存在するとされる。

鳳凰形態がなくケンタウロスに変形する事や青い頑駄無結晶などこれまでの大将軍とは一線を画し、文字通り新世代を感じさせるデザイン。
大光帝と同様システムインジェクションが使用され、ジュエルシールも付属する。
新世大将軍を乗せられる紙製の台座も付属し、さらにパッケージの下箱には
石垣状の模様が印刷され(再販では印刷されてない場合もある)、ディスプレイ台として使用できる。

ちなみに烈光が大将軍になる事はシリーズ開始時点で既に決まっていたという。
(プラモデルの開発に要する時間を考えると、発売の1年前には開発を始めていなければならないため)
少なくともこのキット辺りまでは開田裕治氏がボックスアートの仕上げを手がけていたようである。

連動キット・ 139

コミックワールド[114]

光と共に破悪民我夢に現れたのは烈破、烈空、頑星刃、そして・・・・・・新世大将軍となった、烈光頑駄無!

最終的に大将軍には烈光が選ばれ、闇帝王は敗れた。
しかし闇帝王の予言どおり戦いはこれで終わりではなく、かつて黒魔神を四代かけて倒したように
数代に渡る頑駄無軍団と闇帝王との戦いの幕開けである。
それだけにその創始となる新世大将軍の選定は重要だが、地上最強の戦いや今回の戦いを潜り抜けてきた事、
その中で影舞乱夢や赤流火穏の指導者と人脈を持った事などが抜擢の要因となったのかもしれない。
頑駄無結晶がかつて地上最強の戦いという試練を衛府弓銃壱に与えたのが、この時のためだったとははっきり言い切れないが、少なくとも結果的には功を奏したのである。

使命を終えた頑星刃のその後もきっちりとフォローされている。
(もっとも頑星刃の姿から戻っていないのは気になるが)

心凰が大将軍に語りかけている間、ずっと闇帝王の締め上げ攻撃で苦しみ続けている大将軍。
応援はいいから、神馬凰の掛け声を先に教えてあげたらどうなのか。

121

超機甲神ガンジェネシス

122

大牙頑駄無超将軍(タイガガンダムチョウショウグン)

1993.12

軽装タイプに鎧を装着できる大牙頑駄無と、タイガ、初魂駆羅星のセットで、大牙頑駄無とタイガが合体して大牙頑駄無超将軍となる。
タイガは双駆羅星砲や魂砲と合体して魂大牙となり、初魂駆羅星と合体すれば双魂形態、さらに飛天の魂駆羅星とも合体して三魂形態となる。

メッキパーツは金と銀の2色を使用。飛天のパーツは全て流用されている(一部の成型色は変更、その他一部がメッキ化)。
そのため、成型色の異なる飛天を作る事も可能。(そうでなくても、メッキパーツなどは飛天に転用できる。)
追加パーツである魂大牙はタイヤが回転、弾丸の2発同時発射が可能など武者ではあまり見かけないギミックを持つ。

連動キット・ 114 135 169

コミックワールド[116]

起死回生を狙う鬼将軍の自信作、鬼大魔神の力は強力かと思われたが、そうでもなかった!

千生大将軍から始まったこのシリーズも、とりあえず今回で終了。
しかしこのラストで次回作「七人の超将軍編」に繋がるかのようなシーンが描かれた。

「カバの刻」は映画『暴終空城の章』などに登場した設定で、アニメとの繋がりも多い作品。
アニメでは巨大だった鬼将軍だが、今回のを見ると千生たちと同程度の身長しかない事が分かる。
それだけならまだしも、大牙の一撃で倒されてしまう今回の鬼将軍、
ますますもって四人の大将軍が力を合わせて倒したあの鬼将軍本人とは思いがたい。