DXポピニカ 超重甲機
ネオビートマシンセット

当時価格

6000円

全長

17cm

ギミック

転がし走行
ポップアップ
変形・合体

造形

★★★★★

彩色

★★★★★

プレイバリュー

★★★★☆


ビーファイターカブト前半の主要戦力にして主要商品、
ネオビートマシンのDX玩具。
前作ビートマシンのコンセプトを受け継ぎながらも、
変形や合体などのギミックを盛り込み、
ダイキャストも使用するなど、DXの名にふさわしい
豪華な作りに仕上がっています。


 

ビーファイターカブトの搭乗するカブトロン。
大きさ自体は手のひらに収まるサイズで、
コマンドボイサーを持ってるような気分になります。
ツノ部分が金メッキと銀メッキ。
メッキでない部分のほうが実物色には近いです。



金属が使われているのはシャーシの一部分、
写真で色が違ってる部分のみ。
また、タイヤも全てゴム製。
ネオビートマシンの立体物の中では
最も素材に対するこだわりを感じます。




 

飛行形態、フライトモード。
背中の銀色の部分を押すと、
スプリングでパカッと翼が開きます。

 

すると何とスラスターノズル部分が銀メッキです。
こんな細かい部分まで、わざわざ別パーツにしてメッキ。
高級感に対する手抜かりがありません。

羽の外側についてるのは、「BF」のマーク。


惜しむらくはツノ部分。
根元に可動軸のような丸い部分が見えますが、
実際には無可動で、水平にしか向きません。
劇中ではもうちょっとツノが上向いてるように思うので・・・
しかしこのカブトムシの意匠を直線的なメカとして
表現した所に今作のデザインの魅力を感じます。




バトルフォーメーション。
後部裏面の2本のレバーを両側からつまむようにすると
タイヤが図の位置に変わり車体が浮き上がる、
メタルヒーロー戦車ではおなじみのポップアップギミック。
後ろ側が浮き上がっただけでバトルフォーメーション?
と思うかもしれませんが、ツノで地面をガリガリ削りながら
敵に突進していく姿がカッコいいのですよ。

ただしロックがけして強固でなく、
ちょっと触っただけでポップアップしてしまうのが難点。
パッケージにはこの状態で収まっています。




「ホーンスラスター!!」
車軸はそれぞれ独立して動くので、調節すればこのように
ホーンスラスターで敵を投げ飛ばした時のような
ツノが上を向いた感じにすることも出来ます。




ビーファイタークワガーが搭乗するクワガタンク。
こちらもキャタピラがゴム製。
角がメッキでないのが分かるかと思いますが、
少しでも尖っている部分はすべてPVC製です。
タイヤの前の機銃なんかもそう。
安全性、あるいは破損を気にしてのことでしょうが。

ツノ(いや、アゴか)はやはり可動もありません。




バトルフォーメーション。
車体後部のスイッチを押すとこの状態に変形します。
結構印象が変わる変形のように思いますが、
スイッチを押せば勝手に変形してくれるのが面白いです。

「シュートシザース!!」
って意外とストロークが短いね・・・
豪快に飛んでいってなくすほうがショックだけどさ。
こちらもスプリングでこの位置まで飛び出します。




ビーファイターテントウが搭乗するステルスジャイロ。
ウイングが大ぶりで、3体の中では大きさを感じます。
こちらもランディングギアなどが金属製になっています。


トムキャットよろしくウイングを折り畳める謎のギミックつき。
このようなギミックは劇中にありませんが、
少しでも何か持たせようという計らいでしょう。



発進時の形態、ジョイントフォーメーション。
劇中と同じように、ツメで引っ掛けるようにホールドします。
もちろんこのまま手に持って空中でジョイントをはずせば、
劇中のように「ディスコネクト!」することもできるぞ。
ボトボトッと落っこちるだけだけど。
各マシン単体では小さめでも、
この状態では十分ボリューム感があります。

総評として、劇中のギミックを余すところなく再現し、
ネオビートマシンの造形的魅力を十二分に楽しめる商品です。




おまけ

カブトロンの全長は7.8m、クワガタンクの全長は8.0m。


矛盾。


ステルスジャイロの全幅は10m、クワガタンクの全長は8.0m。


超矛盾。