DXカブトランサー

当時価格

3980円

全長

74cm

ギミック

発光
サウンド

造形

★★★★☆

彩色

★★★☆☆


第1話から登場する、
ビーファイターカブトのフィニッシュウェポン。
キャバリアーランサー、ライナーブラストのほか、
エレクトリックショックウェーブなども放つ。
レーザーブレード以来の剣武器の系譜です。

 

全長74cm程度。
長いですねぇ。

もっとシンプルな商品を想像していたのですが、
思った以上にがっしりとした作りで、適度に
ゴチャゴチャ感もあり、ゴツい印象を受けます。
重量も、電池を入れると結構重いです。


変形ギミックとかは特にありませんが
両端のブレード部分(金色部分から先)は
着脱可能で、分離した状態で梱包されています。


さすがに実物と比べると持ち手とブレードの間の
ロッドの部分の長さが3分の1もないようですが、
それでも対象年齢下限の子供にとっては
自分の背丈にも近い長さでしょう。
まあ実物が使用者の背丈以上ですからね。

またグリップ部分の
「KABUTOLANCER」の文字なども実物との相違点です。
(実物はグリップは金色)














いやぁ、長いですねぇ。




ブレード部はベロンベロンの軟質素材。
そのためメッキ製の基部と明らかに色が違ってるところが
実物と印象が異なります。

余談ですがこの商品を見て初めて
基部がカブトムシの角の形を模していることに気づきました。



電源を入れ、「KABUTOLANCER」の「R」の隣にある
ボタンを押すと、ナックルガードの部分のLEDが点灯し、
サウンドが鳴ります。
それだけでなく、カブトランサー自体を
「振る」ことでも特定のサウンドが鳴ります。
振る動きによるサウンドは、動かす向きに
よって2種類あります。

サウンドが鳴っている途中でボタンを押したり
振る向きを変えたりすればサウンドも途中で
切り替わりますので、タイミングを調整して
組み合わせた音を作ることも可能。
音量はかなり大きく、また派手な音が多いためうるさいです。
また、個体差かもしれませんが振動にやや敏感すぎるようです。
ちょっと動かしただけで「ズゴゴゴゴゴゴ」とか言ったりする。

サイズや音量もさることながら、
サウンド鳴動時の手に来る感触などもいちいち力強く、
必殺武器らしくかなり「大物感」のある商品です。


ビーファイタークワガーの必殺武器、
DXクワガーチョッパーも発売されていました。

カブトランサーほどではないですが
こちらも大きいです。

構造上分割が出来ないため、
この写真の状態で梱包されており、
箱の長さはカブトランサー以上です。
ビーファイターカブト玩具の中では一番
パッケージの1辺の長さが長い商品かもしれません。

銀メッキされているのは一部の装飾のみで、
はさみの部分などはグレー成型ですが
軟質部分はカブトランサーよりも少なく、
劇中イメージの再現度は高いです。
カブトランサーと同じく、
グリップ部分の「KUWAGARCHOPPER」の
文字は実物にはないですが。

 





光るギミックはありませんが、グリップの
レバーの部分がスイッチになっており、
電源を入れてレバーを握ると、はさみが閉じると同時に
「ガシュゥゥゥゥン」という感じのサウンドが鳴ります。
サウンドは1種類のみ。

はさみの先端部分に黒いラバーパッドが付いていますが
恐らくは安全対策の他に、物を掴みやすくするためでしょう。
ちなみに劇中プロップはこの玩具のような仕組みではなく、
はさみが閉じた状態と開いた状態を使い分けているようです。




DXテントウスピアーも揃えよう!と行きたい所ですが、
当時の玩具カタログにも、フィギュア王No.296にも
DXテントウスピアーは載っていません。
では、テントウスピアーのなりきり玩具は出てないのか?
というと、実はあります。



ユタカから発売されていた「必殺武器セット」。
カブトランサー単体の商品も出ていましたが、
それにテントウスピアーのパーツをセットした商品です。
謎のリストバンド型小物入れも付属。


両端にブレードのパーツを取り付け、
さらにロッドを伸ばす事が可能。
電池を使ったギミックは一切ありませんが
伸縮というギミックはDXにはなく、
大きさそのものはDXより小さいものの
ロッドが短いDXよりも比率としては
劇中イメージに近いシルエットです。

ただしカブトランサーの本体が黒なのに対して
テントウスピアーの実物は本体が紫なので、
この商品もあくまでもカブトランサーがメインであり、
テントウスピアーはオマケ要素のようです。
クワガーチョッパーとのコンバチにしなかったのは
そもそもデザインが違いすぎて組み換えできなかった
からかと思いますが、せめてグリップのシールを
反対側はテントウスピアーにしてくれればよかったのに。
律儀に反対側にもカブトランサーのシールが貼ってあるし。



実物はいずれも2.5m近くはありそうなので
実物を忠実に再現した立体物は子供向けではもちろんの事
大人向けでも難しいかもしれませんが
(そんな物干し竿みたいなものが3つもあっても置く所に困る)
これらの商品もボリュームがあり、
巨大武器玩具としては十分遊び甲斐があります。