カード入力システム インセクトコマンダー
|
当時価格 |
3300円 |
全長 |
10cm |
ギミック |
カード装填 カバー展開 音声認識 ライト&サウンド |
造形 |
★★★★★
|
彩色 |
★★★★★ |
プレイバリュー |
★★★☆☆ |
|
ヤンマ、ゲンジ、ミン、アゲハが超重甲に使用するのがこれ。
コマンドボイサーと呼ばれる場合もあるが、
基本的にはインセクトコマンダーだ。
玩具は案の定、というか思っていた以上に
コマンドボイサーのリデコである。
上部の5本の角の集まりだった部分が
単なる一つのカバーになっている以外は
コマンドボイサーと同型。ただし下半分は
下地が銀メッキなのは同じですが被せているクリアパーツが
スモーククリアからクリアレッドに変更されており、
この組み合わせが中々に綺麗です。
写真では4枚用意していますが実際には
無地のインプットカードが3枚付属します。
インプットカードに貼るためのシールは上図の4枚が
付属しているため、好きなシールを選んで貼るとの事ですが、
基本的には4枚中1枚を諦めて余らせる事になります。
3枚のインプットカードはそれぞれA、B、Cの刻印が左上にあり、
その下の立体バーコードのパターンもそれぞれ異なります。
下からカードを挿入する操作方法は
コマンドボイサーと同じですが・・・
どのカードを挿しても、アクションは
単にカバーが開くだけです。
カバー裏の図柄がなんか違いますが、
これはあらかじめ4枚の紙製パネルの中から1枚を選んで
カバー裏にセットしておくものなので、例えばヤンマの
カードを挿して遊ぶ時には、あらかじめヤンマのパネルを
セットしておくというように、コマンダー側の準備も必要になります。
うーん、コマンドボイサーは本体にあらかじめ細工をしなくても
カードを挿しただけでカブトやクワガタの姿に
「変身アイテムが変身」する所が面白かったんだけどなぁ。
もちろん、カードを挿した際のライト&サウンドは
カードによって異なります。
当然ながらカードを4枚用意した場合、確実にうち1枚は
残り3枚のどれかと被る事になりますが・・・。
ライト&サウンドのパターンは全て
コマンドボイサーとも別のものです。
インセクトコマンダーのほうが比較的爽やかな
サウンドになっているように思います。
どのサウンドをどの戦士のものにするかも
ユーザーが自分で選ぶことになります。
ちなみに写真のは最初に(中古で)購入したものが
あんまり状態が良くなかったのでその後パーツ取り用に
もう一つ購入したら、それもあまり状態が良くなく、こんな感じに。
そしてカードを挿したまま右上のスイッチを押した状態で
コマンダーに向かって「超重甲!!」と叫ぶと
超重甲用のライト&サウンドが作動するのも、コマンドボイサーと同じ。
なお、カードの先端部分の形状は全てクワガーと同型ですが、
立体バーコードの形状はAがカブト、
Bがクワガー、Cがテントウのものと同型。
ライト&サウンドの機構は完全にコマンドボイサーから
流用している事が分かります。
カードが3枚しか付属していないのも、
それを考えれば納得。
コマンドボイサーと同様、内蔵の基板に
通電スイッチが2つあり、カードの凹凸によってその
2つのスイッチのオンオフの組み合わせが変わるため、
オンオフ、オフオン、オンオン、オフオフの4通りのうち
オフオフはカードを入れていないのと同じなので
カードとしては3種類までしか存在できない。
よって、無地のカードを3枚付属させ、4枚のシールから
ユーザーが選択してカードに貼る仕様になっているのですね。
パッケージにヤンマ、ゲンジ、ミンの3人の写真しか
載っていないのも、4人分の遊びが出来る訳ではないことの
表れかと思いますが、アゲハ仕様を選択すれば
数少ないアゲハ関連玩具にもなります。
流用商品の宿命ゆえか、
コマンドボイサーから削られた要素はあっても
追加された要素はあまりない印象。
しかしセミレギュラー戦士の変身アイテムまで
発売されたこと自体にはラインナップの充実感を感じます。
|